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やわらかアトム?インディペンデントがオリジナルを成長させる

「JAM2007」開催。あの国民的キャラクターとやわらか戦車がコラボ!!作者・ラレコ出演トークショーも。株式会社ファンワークスはこの度、10月4日(木)~7日(日)にかけて秋葉原UDXにて開催される「Japan Animation Contents Meeting 2007」 (通称:JAM2007)にブースを出展いたします。同時に、会場にて、あの国民的キャラクターとやわらか戦車のコラボレーション作品を世界初 公開いたします。それを記念して10月7日(日)12:00よりメイン会場内の「JAMステージ」にて「やわらか戦車」の作者・ラレコがトークセッションに出演いたします。

★JAM2007
http://www.jam-anime.jp/

★JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)
http://www.cofesta.jp/official/jam2007.html

だそうだ。

手塚プロといえば、最近は、「コミケの力をアニメにも 権利者公認 二次創作の祭典」の記事にもあるように、二次創作によるビジネスチャンスを非常に意識しはじめているようだ。

「コミケでは、権利者の許諾を得ていない2次創作漫画が大量に流通する。「出版社も見て見ぬふりをしているのだろうが、それならむしろ積極的に認めてやり 『ここなら2次創作を作ってもいいよ』という場を作った方がいいのでは」――清水さんはそう考えて「OPEN POST」の企画を練り、今年初開催となるJAMでも2次創作を募集することにした」。

と記事にもある。

まさに、著作権者が、権利侵害で訴訟するよりも、積極的に流通市場に迎え入れようとしている点が見えてきた。また、ビジネス的にも、

「動画協会員50社のアニメの制作費は年間約400億円。(中略)仮に20%で計算しても利益は80億円。50社で割ると、1社当たりの年間制作利益は1億6000万円に過ぎない。

その一方、商品化権からのロイヤリティー収入は年間約160億円。仮にほぼ全てが利益になると単純計算すると、1社当たり3億円強。制作料収入利益の2倍近い」という。

今回のアニメオーディションでは、「鉄腕アトム」「どろろ」「ブラックジャック」「ふしぎなメルモ」「海のトリトン」「ジャングル大帝」「マグマ大使」などが二次創作市場に向けて積極的なチャレンジが開始されている。

海外では、つい先日「The New Context Conference」で来日した、STAR WAREKの制作者ティモ・ヴオレンソラ監督も、STAR TREK側が二次創作ビジネスに理解があったからこそと取材に答えてくれた。世界各地でスタートレックマニア向けの映画コンテストなどが展開され、彼らがこぞって、キャラクターの研究のために衣装を購入したり、またそれに触発されるマーケットが成立していることを知っているからだ。

昨年2006年から、STAR WARSを手掛けてきたルーカスフィルムも、STARWARS.comでマッシュアップ映像コンテストを展開したり、YouTubeにアップロードされた、二次創作作品に関しては削除対象にしないという対応をとってきたことが記憶に新しい。

ようやく日本でも、手塚プロダクションという、誰もが一度は二次創作におよんだことのあるキャラクターを抱え持つところが、二次創作市場に参入することにより、業界への影響は大きくなることが想像できる。

今回の、アニメオーディションには、タツノコプロの「テッカマン」「デメタン」「紅三四郎」さらに「パトレイバー」や「エヴァンゲリオン」まで参加している。「やわらか戦車」と「鉄腕アトム」のコラボレーションが発表される予定などがあり、「やわらかアトム」や「鉄腕戦車」という新キャラクターの二次創作ビジネスモデルが成功することにより、コンテンツがオリジナルを超えて、ユーザー参加型の新キャラクターとして、クリエイターとユーザーの融合する、新たなコンテンツ市場の誕生を迎えることに期待したい。

従来のテレビ番組のCMにスポンサー、スポンサーの製品にキャラクター、というタテ展開以外に、インターネット時代のコンテンツはもっと、家庭に届くパーソナルなメディアに浸透していきそうだ。



橋下徹弁護士の”行列”にならないお話

橋下徹のLawyer’s EYE
http://hashimotol.exblog.jp/

TV番組のほんの一言で、おおごとになってしまった橋下弁護士。

光市母子殺害事件弁護団に対して懲戒請求をされた方へ」というエントリーは、未来日付エントリーで、重要な話を最前列に…。これはいいアイデアだ。時系列でエントリーが古くならない。

TVというメディアの「公器」としての立場、出演者としての「良心的なコメント」、そして今回は「懲戒請求」という専門的なアイデアのプレゼンテーション。そこに弁護団たちが訴えたことによりこの事件が起きた。

弁護士がTVメディアでそんなことをしていいのか?TVの影響は?と各メディアも批判的な意見が多いようだ。

しかし!、TVで単に「懲戒請求」を呼びかけただけでは、3900件に値する「懲戒請求」は決して集まらない。

呼びかけただけで簡単に集まるのならば、CMで紹介されているものを消費者は買い漁り、大ヒット商品で溢れていることだろう(笑)。
本当はそこまで面倒なことは、誰もやりたくはない。しかし、「ドラえもんがなんとかしてくれる」には違和感をかなり抱いてしまった。その違和感はメディアにとっては、美味しいからさらにニュースが拡大され、違和感によるいらだちが伝搬される。

橋本弁護士は、そんな一般の人が抱いていた不思議な感覚をズバリいい当てたことが今回の事件のきっかけ。

それでも人が動いたのは「一般人の感覚との乖離」と「そんな裏ワザ」があることを、一般には知られていなかったからだ。

そんな意味では、橋下弁護士のコメントには、ボクもエールを送りたい。過激な発言が多いが、とてもユニークだと思う(政治的な発言では相容れないところが多々あるが…)。

その結果、「原告」と「被告」の関係が、まるで場外乱闘へ。母子殺害事件とは違った方向で争われることとなった。

「それらの情報もすべて、被告から聞いたわけでなくマスメディアからの情報である」という旨を、日本テレビの「スッキリ!」で八代英輝国際弁護士がコメントしていた。

ホットな橋下氏とクールな八代氏のコメントはともに、専門性を持ちながら、芸人並のリアクション力もある。
単なるお笑い以外に、テレビを見ていても、コメントを聞きながらも「情報」として、知識が得られるというところに彼らのテレビニーズの意味がある。

橋下氏のサイトには、答弁書のPDFなどがアップされており、民事裁判がこのように展開されるということが体感することができる。
彼のブログは、芸能人と一般人をつなぐコミュニケーションメディアとしてもとても、機能している。

また、民事訴訟の流れにもリンクがされているなど、専門家でも素人にもわかりやすい。