(Janus Friis デンマーク出身)は、2000年07月に世界を席巻
するP2Pソフト「kazaa」により一躍世間に名を知らしめた
。
しかし、著作権侵害問題などが相次ぎ問題となり会社を売却するが
、P2P技術の正しい利用方法としてのビジネスモデルとしてIP
電話の「Skype」を2003年から開始した。そして
、2005年にSkypeを約26億ドル(3120億円
)でイーベイに売却し、P2Pソフトを使用したTV番組共有アプ
リケーション開発するプロジェクトとして「The Venice Project」を発足した。
コンセプトは、「高品質なプログラミング機能を持つTVに似たプ
ラットフォーム」だ。
2007年1月、「The Venice Project」は「joost.com」として発表され、ベータテストを開始し、2007年5月
、知人を介して紹介していく、バイラル・ディストリビューション
手法でインストールのダウンロードを現在広めている。
http://www.joost.com/実際にこのjoost.comをダウンロードして試してみたこと
によって、新しいテレビ業界へのP2P技術からの提案を感じることができ
た。
魅力は、何といっても未来のテレビの「正しい姿」がここにあると
感じたことにつきる。何よりも、ユーザーにとって求められている
機能がjoostには満載なのである。このjoostの機能をテ
レビが取り込んでくれることを心から願うばかりだ。
【1】テレビに限りなく近いインターネットテレビ
まず、joostの最大の特徴は、動画共有サービスのyoutu
beなどと違い、ユーザー参加型投稿型でないところだ。また
、P2Pのアプリケーションをダウンロードすることによって
、使用が開始される。視聴年齢や性別などによって
、広告のターゲットを選別することもできる。つまり
、限りなくテレビに近いということだ。
また、何よりも日本側から見るとバイアコム傘下のコンテンツが無
料で限りなく視聴できるというところだ。
【2】独自のユーザーインタフェース(広告チャンネルも可能)
そして、今までのインターネット動画の中では、一番画質が鮮明な
のである。十分にフルスクリーンモードで耐えられる。しかも
、インタフェースがどことなく、iPodを彷彿させるように
、慣れると使いやすいインタフェースとなっている。
液晶テレビのPC入力モードで、joostを視聴しているが
、もうこれはテレビそのものである。
バイアコムグループのコンテンツが構成されていたり
、飲料ドリンクの「RedBull」専用のスポーツチャンネルな
どが登場している。新しい広告枠を販売するビジネス以外のチャン
ネルごと買い取っていただくという広告システムなどもとりいれて
いる。今後はコカコーラチャンネルとか、マイクロソフトチャンネ
ルなどがでてくるのだろうか?
テレビ局は、「局」というひとつのチャンネルからはなれ
、コンテンツマッチングを編成する局として、今度は無限の
「チャンネル」を広告主に販売するという新たな基軸を生み出して
いるのだ。
日本のGyaoが一番、joostにビジネスモデルは
、似てはいるが、広告を飛ばせないなどの制約はjoost.comにはない。ユーザーのニーズを最大限に考えられているからだ。
現在は、バイアコムグループのCBSやMTV、パラマウント映画
のコンテンツが中心であるが、今後これららのネットワークへ他の
メディアが参画する可能性は非常に高い。なぜならば、米国の場合
、4大ネットワークといっても、主流はCATVやサテライトなど
のペイチャンネルであり、純粋な地上波は、悪くいえば貧乏人の見
るチャンネルと化している。
年々、インターネットメディアに、テレビ側は、テレビの電源はつ
いているが、番組は見られていないというダブルスクリーン現象に
よって浸食されている。電源はついているので、視聴率データには
影響が出にくい。また、ネットよりもテレビの場合、ROI
(費用対効果)が見えにくいメディアと化しはじめてきている。Joost.comに番組を提供することによって、新たな収益を番組制作会社に還元することが可能となるようにと
考えられる。
Joostで関心のあるプログラムをクリックするだけで
、関連ページにジャンプし、さらにテレビは子画面のまま視聴でき
る。テレビを見ながら番組クリックできるのだ。
【3】P2P専用アプリケーションによる動画配信
P2Pによる、美しいインターネット動画。これは環境とマシンス
ペックにも依存するが、PCでなく、60インチのTVに接続して
も十分に視聴に耐える映像であった(ハイビジョンとまではいかな
いが…)。この画質は、パソコンモニターではなく
、テレビとして見てみたい。
【4】テレビにウィジット機能が搭載された。レイヤー構造テレビ
最大のボクのお気に入りは、TV番組についてチャットやIM
(インスタントメッセンジャー)の機能が搭載されていることだ
。さらにNews TickerrはRSSに対応しているので、カスタマイズさえす
れば、テレビにインターネットの情報ソースを流すことが可能だ。
たとえば、IMの機能で、GoogleTalkを選び、話題のtwitter.comを表示させることが可能となる。テレビ画面に知人の「What are you doing」が流れる。これはもう、友達のニュースと一緒である
。しかも、RSSを表示しておくことで、お気に入りのブログやニ
ュースサイトの情報が更新にあわせて表示できる。
日本では、「画面が汚れる」とのテレビ局側の理由で
、二画面テレビやレイヤーによるEPGなどは表示できなくなって
いるようであるが、ユーザーが好き買ってにテレビに必要なアプリ
ケーションを並べることができる。
【5】日本のテレビ局がのるかそるか?
膨大なテレビコンテンツがあったとしても、すべてを視聴するなん
てことは不可能だ。やはり、日本のテレビのコンテンツを見てみた
い。
放送局が、制作コンテンツもディストリビューション網も広告も牛
耳っているから、テレビ以外のネット活用ができなかったが
、日本のテレビ局がjoostに参加することとなったら
、一気にテレビとネットの融合は進化することだろう。
YouTubeのような動画共有サービスに、削除依頼とイタチご
っこしている暇があれば、新たなビジネスチャンスを自ら見出すべ
きだろう。
そして、総務省と電通はjoostモデルを大至急検討しなければ
ならないだろう。
【6】wiiやPS3、HDRとの融合が理想
日本でjoostが流行させる一番のプラットフォームはwiiだ
と思う。なぜならば、あの秀逸なリモコンで、ふるだけで番組が選
べるという機能がどうしても使いたい。また、PS3のようなハイ
スペックマシンで、多層レイヤー化されたネットテレビを楽しむと
いう機能はありだろう。
「画面が汚れる」という理由で多層レイヤーを否定している間に
、見られなくなるよりましだろうという意見に変えていかなければ
ならない。
このjoostの機能をハードディスクレコーダーに搭載したらど
うなるだろう?もしくは携帯に搭載したら…と考え出すときりがな
い。とにかく生放送にも対応してほしいものだ。せめて
、疑似生に近いものを。
BRAVIAアプリキャストいいですね。
ウィジットではなく、シンプルなテキストだけのほうが本当はありがたかったりしますね。
まさしく、今後に期待大です!こういう機能がテレビモニターから搭載されるのがすごいところ。本当は、レコーダーのような機種からの方がオペレーション的にはうれしい。
録画を見ていても、生のニュースがはいってくるほうが、ユーザーベネフィットは高いと考えられます。
投稿情報: KNN神田 | 2007年9 月25日 (火曜日) 午後 02時26分
> 日本では、「画面が汚れる」とのテレビ局側の理由で、二画面テレビやレイヤーによるEPGなどは表示できなくなっているようである
BRAVIAのアプリキャストという機能?がテレビを見ながらウィジェットのようなものを表示することができるようです。
IMや番組連動のようなことができていないのが残念ですが今後に期待したいです。
投稿情報: ken | 2007年9 月23日 (日曜日) 午前 01時19分